コールドテーブルは自分で移動できる?店内移動・搬出・再設置の注意点を解説

New

皆さん、こんにちは。千葉県白井市を拠点に、厨房機器の買取や搬出、店舗解体、リサイクルを手掛けている株式会社シロマルです。


厨房のレイアウト変更や店舗改装に合わせて、「コールドテーブルを少し横へ動かしたい」「別の店舗へ運びたい」と考える場面は少なくありません。横長で背が低く、キャスターが付いている機種もあるため、縦型の業務用冷蔵庫より簡単に動かせそうに見えます。


ただし、見た目だけで判断するのは危険です。コールドテーブルは本体に重量があり、内部には冷却に必要な部品も入っています。電源コードや排水設備、床の段差、移動後の水平まで確認せずに動かすと、機器の故障だけでなく、厨房の壁や床を傷つける原因にもなりかねません。


この記事では、コールドテーブルを移動する前の確認事項から、店内で動かす手順、店舗外へ搬出する際の注意点まで整理します。


【要点まとめ】

  • コールドテーブルはキャスター付きでも、そのまま動かしてよいとは限りません。
  • 店内移動では、庫内を空にして接続状況と経路を確認することが大切です。
  • 段差や階段を伴う搬出、再設置まで必要な移動は専門業者への相談が安心です。




■ コールドテーブルは自分で移動できる?


・店内で少し動かす場合

厨房内で数十センチから数メートル程度動かすだけなら、自分たちで対応できるケースもあります。ただし、キャスターの有無や床の状態、周辺設備との位置関係によって難しさは変わります。


まず確認したいのは、本体の脚です。キャスター付きに見えても、前側だけがアジャスターで固定されている機種や、転倒・ずれ防止のためにストッパーが掛かっている場合があります。力を入れても動かないときは、無理に押さず、脚元を確認してください。


また、コールドテーブルの天板は作業台として使われることが多く、調理器具や食材が置かれたままになりがちです。天板や庫内に物を残した状態で動かすと、重心が不安定になり、落下や破損につながります。



・店舗外へ運ぶ場合

店舗の外へ搬出し、車両で別の場所まで運ぶとなると、話は別です。出入口の幅、曲がり角、段差、階段、エレベーターの大きさまで確認しなければなりません。


コールドテーブルは横に長いため、正面からは通れても、曲がり角で向きを変えられないことがあります。厨房内では通路幅だけでなく、本体を回転させるスペースがあるかどうかも重要です。




■ 移動前に確認しておきたいこと


・型番・寸法・重量を確認する

最初にメーカー名と型番を確認し、本体の幅・奥行き・高さを把握します。取扱説明書やメーカーの仕様表が見つかれば、重量や設置条件も確認しておくと安心です。


寸法を測るときは、本体だけでなく、取っ手や突起部分も含めます。搬出経路の途中にドアノブや棚、シンクの角があると、数センチの差で通れないこともあります。



・電源や排水の接続を確認する

電源プラグを抜く前に、庫内の食材を別の冷蔵設備へ移してください。営業中に急いで作業を始めると、食材の温度管理が追いつかなくなるおそれがあります。


機種や設置状況によっては、排水ホースなどが接続されている場合もあります。引っ掛かった状態で本体を動かすと、ホースや接続部分を傷めるため、脚元と背面をよく確認しましょう。



・移動先と経路を先に片付ける

動かし始めてから置き場所を作るのではなく、先に移動先を空けておくことが大切です。通路に段ボールや調理器具が残っていると、途中で止まったり、足を取られたりします。


厨房の床は水や油で滑りやすくなります。移動前に清掃し、段差や排水溝の位置も確認しておきましょう。




■ 店内でコールドテーブルを移動する手順


・庫内と天板を空にする

食材、棚、バット、調理器具などを取り出し、できるだけ本体を軽くします。扉や引き出しは、移動中に開かないよう養生テープなどで仮固定します。ただし、表面を傷める可能性があるため、テープの種類や貼る位置には注意が必要です。



・電源を切り、コードをまとめる

電源を切ってプラグを抜き、コードが床を引きずらないようにまとめます。プラグ部分を本体と床の間に挟まないよう、側面などに仮固定しておくと動かしやすくなります。



・脚元を確認して複数人で動かす

キャスターのロックやアジャスターを確認し、少なくとも二人以上で声を掛けながらゆっくり動かします。天板だけを強く押すと、本体が傾いたり、脚に偏った力が掛かったりするため避けましょう。


段差を越えるときに勢いをつけるのも危険です。少しの段差でも本体が急に傾くことがあります。持ち上げる必要がある場合は、自力で続けず業者へ相談する判断も必要です。




■ 移動後に確認したいポイント


・水平とがたつきを確認する

移動先へ置いたら、扉や引き出しを開閉し、本体ががたついていないか確認します。厨房の床には水はけのための傾斜が付いていることがあり、場所を少し変えただけで水平が崩れるケースもあります。


水平が取れていないと、扉が自然に開く、閉まりにくい、排水がうまくいかないといった不具合につながります。アジャスターで調整できない場合や、調整方法が分からない場合は無理をしない方が安全です。



・通電前に取扱説明書を確認する

移動中に本体を大きく傾けた場合、すぐに電源を入れない方がよいケースがあります。必要な待機時間は機種や移動状態によって異なるため、一律には決められません。メーカーの取扱説明書を確認し、不明な場合はメーカーや専門業者へ問い合わせてください。


少しでも搬出経路や再設置に不安がある場合は、作業前の段階で相談しておくと安心です。


コールドテーブルを含む厨房機器の搬出・保管・再設置について、シロマルのサービス内容をご確認いただけます。

サービス内容を見る




■ コールドテーブルの移動で起こりやすい失敗


・キャスター付きだからと一人で動かす

キャスターが付いていても、本体が軽いわけではありません。床の継ぎ目や排水溝に車輪が引っ掛かると、急に止まったり傾いたりします。一人で押していると支えきれず、けがや機器の破損につながることがあります。



・コードやホースをつないだまま動かす

短い距離だから大丈夫だろうと、電源コードや排水ホースを確認せずに動かすのもよくある失敗です。接続部分が抜けるだけでなく、コード内部やプラグを傷める可能性もあります。



・移動先の使い勝手を確認していない

本体が収まっても、扉や引き出しが開かなければ営業中に使えません。スタッフが通れない、調理台として使いにくい、熱源に近すぎるといった問題が後から分かることもあります。


設置後にもう一度動かすのは大きな負担です。実際の調理や配膳の動きを想像し、扉を全開にできるか、隣の機器とぶつからないかまで確認しておきましょう。




■ 自分で動かさず業者へ相談した方がよいケース


店舗外への搬出、階段を使う作業、狭い通路での方向転換などは、店内で少し動かす作業とは難しさが違います。古いコールドテーブルとの入れ替えや、改装中の一時保管が必要な場合も、複数の業者へ別々に頼むと日程調整が複雑になりがちです。


株式会社シロマルでは、厨房機器の買取や搬出、店舗解体に加え、移転・リニューアル期間中の厨房機器預かりにも対応しています。搬出から保管、新しい設置場所への再搬入までまとめて相談できるため、改装中の置き場所に困っている場合にもご利用いただけます。


コールドテーブルの移動は、動かせるかどうかだけでなく、移動後も問題なく使える状態に戻せるかまで考えることが大切です。無理に動かして故障させてしまう前に、現場の条件を整理しておきましょう。


「この距離なら自分で動かせるのか」「搬出と保管だけ頼めるのか」といった確認だけでも問題ありません。


コールドテーブルの移動・搬出・一時保管について、お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら