皆さん、こんにちは。千葉県白井市を拠点に、厨房機器の買取や搬出、店舗解体、リサイクルを手掛けている株式会社シロマルです。
新規開店や厨房の改装、中古機器の買い替えなどでコールドテーブルを導入するとき、「空いている場所に置いて電源を入れれば使える」と考えていないでしょうか。
コールドテーブルは、冷蔵庫や冷凍庫として使えるだけでなく、天板を調理や盛り付けの作業台として使える便利な厨房機器です。その一方、横幅があり、扉や引き出しを手前に開くため、本体が収まるだけでは十分とはいえません。
設置場所の傾き、壁との距離、コンセントの位置、スタッフの動線などを見落とすと、搬入後に「扉が開かない」「作業しにくい」「もう一度動かしたい」といった問題が起こります。
この記事では、コールドテーブルを設置する前の確認事項から、搬入、水平調整、試運転までの流れを分かりやすく解説します。
【要点まとめ】
- 設置場所は本体寸法だけでなく、扉の開閉や作業動線まで含めて決めます。
- 厨房床の傾斜を考え、設置後は水平とがたつきの確認が必要です。
- 搬入経路が狭い場合や古い機器との入れ替えは、専門業者への相談が安心です。
■ コールドテーブルを設置する前に知っておきたいこと
・コールドテーブルは作業台も兼ねる厨房機器
コールドテーブルは、横型の業務用冷蔵庫・冷凍庫です。天板がフラットになっているため、食材の下ごしらえや盛り付け、調理器具の一時置き場などにも使われます。
縦型冷蔵庫と比べて高さが低い分、厨房の作業スペースを増やしやすいのが特徴です。ただし、天板の使い方まで考えて配置しないと、せっかく設置しても作業台として十分に活用できません。
・冷蔵・冷凍・冷凍冷蔵タイプがある
見た目が似ていても、庫内の仕様や必要な電源、使用条件は機種によって異なります。中古品を購入した場合は、商品説明だけで判断せず、本体に貼られている銘板や型番を確認してください。
電源を入れてから仕様が違うと気づいても、簡単には交換できません。導入前に、保存したい食材や必要な容量も整理しておくと選びやすくなります。
■ 設置場所を決めるときの確認ポイント

・本体寸法に扉の開閉スペースを加える
まず、本体の幅・奥行き・高さを確認します。ここで注意したいのが、本体が入る寸法だけを見ないことです。
扉や引き出しを手前に開いた状態で、スタッフが食材を出し入れできるスペースが必要になります。向かい側に調理台やシンクがある場合は、扉を開けたまま人が通れるかも確認しましょう。
・厨房内の作業動線を想像する
コールドテーブルは、営業中に何度も開閉する機器です。食材を取り出してから、加熱、盛り付け、提供までの動きが長くなる場所へ置くと、スタッフ同士がぶつかりやすくなります。
図面上では問題がなくても、実際に人が立つと狭く感じることがあります。養生テープなどで床に本体サイズを示し、扉を開ける位置や人の立ち位置を確認すると、設置後のイメージをつかみやすくなります。
・熱源や水が掛かりやすい場所を避ける
ガスレンジやフライヤーなどの熱源に近すぎる場所、水や油が頻繁に掛かる場所は、設置先として適しているとは限りません。必要な周囲の空間や使用環境は機種によって違うため、メーカーの取扱説明書を確認してください。
■ 搬入前に確認する経路と設備

・入口から設置場所まで実際に測る
店舗入口、厨房入口、通路、曲がり角の寸法を順番に測ります。コールドテーブルは横に長いため、入口を通過できても、厨房内の曲がり角で向きを変えられない場合があります。
ドアや手すりを一時的に外せるか、固定された棚やシンクが邪魔にならないかも確認が必要です。エレベーターを使う場合は、入口寸法だけでなく、かごの内寸や積載量も見ておきましょう。
・電源とコンセント位置を確認する
設置予定場所の近くに、機器の仕様に合った電源があるか確認します。延長コードを前提に配置すると、コードが通路を横切ったり、水や油が掛かりやすくなったりするため注意が必要です。
必要な電源の種類は型番や仕様表で確認できます。判断できない場合は、購入先やメーカー、電気工事を行える業者へ相談してください。
・古い機器を先にどうするか決める
入れ替えの場合は、新しい機器が届く前に古いコールドテーブルを撤去するのか、同じ日に入れ替えるのかを決めます。厨房内に二台分の置き場がないと、新しい機器を搬入できず、作業が止まることもあります。
■ コールドテーブルを設置する基本的な流れ

・搬入経路と周辺を養生する
厨房機器は重量があるため、床や壁、ドア枠を傷つけないよう養生します。曲がり角や狭い入口は接触しやすいので、搬入前に障害物を片付けておきましょう。
・設置場所へ運び、向きを調整する
扉や引き出しの向き、電源コードの位置、周辺機器との間隔を確認しながら本体を置きます。壁際へ寄せた後では背面を確認しにくくなるため、コードを挟んでいないか、異物が残っていないかを先に見ておくことが大切です。
・水平とがたつきを確認する
厨房の床は排水のために傾斜していることがあります。そのため、置いただけでは本体が水平にならないケースも珍しくありません。
アジャスターを調整し、本体のがたつきや扉の開閉を確認します。水平が崩れたままだと、扉が勝手に動く、閉まりにくい、排水に影響するといった不具合につながる可能性があります。
搬入から設置、古い厨房機器の撤去までまとめて進めたい場合は、作業前に対応範囲を確認しておくと段取りがスムーズです。
シロマルの厨房機器買取・搬出・設置に関するサービス内容はこちらからご確認いただけます。
■ 設置後の試運転と使い始める前の確認

・すぐに電源を入れてよいか確認する
搬入時に機器を大きく傾けた場合など、すぐに通電しない方がよいケースがあります。ただし、必要な待機時間は機種や運搬状況によって異なります。
「業務用冷蔵庫は何時間待てばよい」と一律に決めず、取扱説明書やメーカーの案内を確認してください。中古品で説明書がない場合は、型番から検索するか、メーカーへ問い合わせるのが確実です。
・扉、異音、庫内温度を確認する
電源を入れたら、表示部や照明だけを見て終わりにせず、扉や引き出しがきちんと閉まるか、普段と異なる音がしないかを確認します。
庫内が設定した温度まで下がるかも見ておきましょう。営業開始の直前に初めて通電すると、冷えないことが分かっても対応する時間がありません。余裕を持って試運転を行うことが大切です。
・営業中の使い勝手も確認する
食材を入れる前に、スタッフが扉を開けた状態で立てるか、隣の機器を使う人とぶつからないかを確認します。天板に調理器具を置いたときの高さや、清掃用具が入る隙間があるかも見ておきたいところです。
■ 専門業者へ設置を依頼した方がよいケース
コールドテーブルの搬入経路に段差や階段がある、厨房が地下や空中階にある、入口が狭く方向転換が難しいといった現場では、搬入そのものに専門的な判断が必要です。
古い機器の取り外しと撤去、新しい機器の搬入、設置後の水平調整を別々に依頼すると、各業者の日程が合わず、営業再開が遅れることもあります。改装期間中に機器を一時保管したい場合も、搬出から再設置までを一つの流れとして考えた方が進めやすくなります。
株式会社シロマルでは、厨房機器の買取や搬出、店舗解体、リサイクルのほか、店舗移転・リニューアル期間中の厨房機器預かりにも対応しています。不要な機器は買取や処分を検討し、再利用する機器は保管後に新しい店舗へ運ぶといった相談も可能です。
コールドテーブルの設置では、「置けるか」だけでなく、「安全に搬入できるか」「営業中に使いやすいか」「設置後に正常に動くか」まで確認する必要があります。購入や移転が決まった段階で準備を始めれば、開店直前のトラブルも避けやすくなるでしょう。
搬入経路や電源、古い機器の撤去について、まだ整理できていない段階でも問題ありません。
コールドテーブルの搬入・設置・入れ替えについて、お気軽にご相談ください。

