【注意喚起】業務用冷凍庫の設置は自分でできる?素人作業に潜む深刻なリスク

皆さん、こんにちは。千葉県白井市を拠点に、地域密着で厨房機器買取や店舗解体を手掛けている株式会社シロマルです。


ネットオークション等で安く買った業務用冷凍庫を「自分で設置して費用を浮かせたい」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。結論からお伝えすると、業務用冷凍庫を自分で設置することは、重量による怪我のリスクだけでなく、正常に稼働させるための「レベル出し(水平調整)」が非常に困難なため推奨できません。設置不良は水漏れや故障に直結するため、プロの専門業者に依頼すべきです。


この記事で得られる3つの重要ポイントは以下の通りです。


正しい知識で、大切な機器の故障を防ぎましょう。

  • 非常に重くデリケートな精密機械であり、素人の搬入・設置は怪我や破損の危険が高い。
  • ミリ単位の水平調整(レベル出し)を怠ると、扉の開閉不良や深刻な排水トラブルが起きる。
  • 単なる「場所への配置」ではなく「稼働の保証」を得るために専門業者の手配が必須。


目次

  1. 業務用冷凍庫の設置を自分でやってはいけない理由とは?
  2. 自力で設置した際によく起こる失敗とトラブルって本当?
  3. 業務用冷凍庫を安全に稼働させる専門業者の必須技術とは?
  4. よくある質問
  5. まとめ




■ 業務用冷凍庫の設置を自分でやってはいけない理由とは?

冷凍庫は非常に重いだけでなく、内部の冷却システムがデリケートなため、専門的な知識を持たずに力任せに設置しようとすることは極めて危険です。



・数百キロに及ぶ重量が引き起こす怪我と破損のリスク

業務用冷凍庫は、断熱材が分厚く強力な冷却装置を積んでいるため、家庭用のものとは比較にならないほどの圧倒的な重量感があります。大型のものになれば数百キロに達することも珍しくありません。


これを素人が無理な角度で持ち上げたり、床を引きずったりすると、腰を痛めるなどの大怪我につながります。また、誤って落下させてしまえば、店舗の床に修復困難な深い傷をつけてしまい、かえって高くついてしまうというケースは、業界でもよく耳にする失敗例です。



・冷媒ガスやコンプレッサーを傷つける不適切な取り扱い

冷凍庫の内部や背面には、冷媒ガス(フロンガスなど)を循環させるための細い銅管が張り巡らされています。これは人間で言えば血管のようなもので、非常にデリケートです。


設置場所へ押し込む際に、壁に強く押し当てたり、不自然な振動を与えたりすると、この銅管に亀裂が入り、ガスが漏れ出してしまいます。ガスが抜けた冷凍庫は全く冷えなくなり、修理には高額な費用がかかります。外見は無事に見えても、内部の精密なパーツに致命的なダメージを与えてしまうリスクがあるのです。




■ 自力で設置した際によく起こる失敗とトラブルって本当?

無事に指定の場所に置けたと思っても、後から「冷えない」「水が漏れる」といった致命的なトラブルに見舞われるケースが後を絶ちません。



・水平調整(レベル出し)の失敗による扉の開閉不良

厨房の床は、掃除の際に水を流しやすくするため、意図的に「水勾配(みずこうばい)」と呼ばれるわずかな傾斜がつけられています。そのため、冷凍庫をただ置いただけでは、必ず斜めに傾いてしまいます。


傾いたまま設置すると、扉の重みで勝手に開いてしまったり、閉めたつもりでもパッキンに隙間ができたりします。そこから冷気が逃げると、機械は庫内を冷やそうと無理をしてフル稼働を続け、コンプレッサーが焼き付いて故障する原因になります。



・結露水の排水不良による水漏れとコンプレッサーの過負荷

さらに恐ろしいのが排水のトラブルです。冷凍庫は定期的に霜取りを行うため、内部で「結露水(けつろすい)」と呼ばれる水分が発生します。


機械が正しく水平に設置されていれば、この水は指定のドレンパン(受け皿)に向かってスムーズに流れます。しかし、斜めに設置されていると、水が逆流して庫内に溜まり、床に溢れ出して水浸しになってしまいます。このような水漏れや過負荷のトラブルは、自力設置で最も多く見られる失敗の一つです。




■ 業務用冷凍庫を安全に稼働させる専門業者の必須技術とは?

専門業者は単に「物を運んで置く」のではなく、その機械が最も効率よく、そして長く動くための緻密なセッティングを行います。



・アジャスターと水平器を使ったミリ単位の「レベル出し」

厨房機器専門の設置業者が必ず行うのが「レベル出し」という作業です。これは、水平器という道具を使って傾きを測りながら、機器の脚部分にある高さ調整部品(アジャスター)を回して、床の傾斜に合わせてミリ単位で水平を作る技術です。


この調整を完璧に行うことで、扉の密閉性が保たれ、排水もスムーズに行われるようになります。一般の引越し業者のゴールが「指定の場所に置くこと」であるのに対し、厨房専門業者のゴールは「安全に稼働させること」であり、ここに決定的な違いがあります。



・設置後の通電タイミングと安全な試運転の確認

冷凍庫を移設した直後は、移動の振動によって内部の冷媒ガスやオイルが不安定な状態になっています。この状態ですぐに電源のコンセントを入れると、機械が故障する確率が非常に高くなります。


専門業者であれば、「ガスが落ち着くまで〇時間は電源を入れないでください」といった、プロならではの安全な運用指導を必ず行います。正しい通電タイミングを守り、試運転で確実に冷えることを確認して初めて、安心して食材を任せられる状態になるのです。


設置作業を含め、シロマルが提供するサービス一覧は以下からご確認いただけます。

シロマルの事業内容はこちら




■ よくある質問

ここでは、業務用冷凍庫の設置に関するよくある疑問にお答えします。


・ネットで中古の冷凍庫を買ったのですが、配送業者は設置までしてくれませんか?

一般的な運送業者の場合、「軒先渡し(店舗の入口に荷物を下ろすだけ)」となるケースがほとんどです。店内の定位置への搬入や、アジャスターを使ったレベル出し(水平調整)は、厨房専門の設置業者に別途依頼する必要があります。


・自分で設置して壊れてしまった場合、メーカー保証は効きますか?

不適切な設置(水平が出ていない、無理な傾けによるガス漏れなど)が原因で故障した場合、メーカー保証の対象外となり、全額自己負担での修理となる可能性が非常に高いため注意が必要です。




■ まとめ

業務用冷凍庫の設置は、ただ運んで置くだけではなく、正確な水平調整やデリケートな取り扱いが求められます。故障や水漏れのリスクを避けるためにも、自力での設置は控え、専門業者に任せましょう。


株式会社シロマルは、千葉県白井市を拠点に厨房機器の搬入・設置から買取、店舗解体までを一貫してサポートしています。19年の実績で培ったノウハウにより、ミリ単位のレベル出しや困難な搬入経路にも安全・確実に対応します。


「オークションで冷凍庫を買ったが、設置業者が見つからない」「古い機器との入れ替えをお願いしたい」というオーナー様は、ぜひシロマルにご相談ください。搬入・設置から古い機器の買取・処分までワンストップで対応いたします。


まずはお気軽にご相談ください。ちょっとした疑問からでも大丈夫です。

無料相談・お問い合わせはこちら